関西地方の雨量データを比較してみました。
データは、気象庁の数値を使っています。
過去30年間の平均雨量をみて、自分が住んでいる都道府県の雨量を覚えておくだけで
天気予報で言われている
「24時間で○○mmの大雨に注意してください」と聞いて
「ひと月の雨量が24時間で降るんだ・・水がはけ切れないから浸水するかも」
「ひと月の雨量が24時間で降るなら、川は水位が必ず上がり堤防が決壊するかもしれないから今の内から避難しよう」
「山は土砂災害が起こるだろう」
など災害もイメージできるようになります。
では、さっそく見ていきましょう。
関西地方の月別 雨量比較
ひと月の合計降水量
ここで注目してほしいのは、10月に降水量が200mm降っているという点です。
これは、大きな被害を出した台風19号の影響です。
台風は、10月まで上陸する可能性があるということが分かりました。
その年の台風の進路によって降水量は変わりますが、後半で30年間の平均降水量グラフを載せているので、ここでは、「昨年の台風経験」と「雨量」を紐づけてください。
この紐づけがあなたの防災力に繋がります。
紐づけできたら、天気予報の降水量を見た時点で、災害がイメージできるようになります!
つまり、天気予報ので災害が予知できる力が持てるのです。
1日の最大降水量
1日の最大降水量と昨年の台風影響を紐づけしてください。
1時間の最大降水量
1時間の降水量(雨量)に対する、天気予報の用語や、人の受けるイメージ、屋外の様子、車に乗ってる様子はこんな感じです↓↓
関西各都道府県の2019年降水量
大阪府 2019年降水量
10月の雨量が多いのは、台風19号の影響です。
京都府 2019年降水量
兵庫県 2019年降水量
滋賀県 2019年降水量
奈良県 2019年降水量
和歌山県 2019年降水量
30年間の月別平均降水量(mm)
2019年10月の台風19号で、各県200mm前後の雨が降りました。
これを30年のデータと見比べると、1カ月で2倍ちかく雨が降ったことになります。
2倍近くになると、川の危険水位を超えるところもあり、山は水を含み土砂災害が発生しやすくなります。
甚大な被害を受けた豪雨災害降水量(直近3年間)
激甚災害にも指定された豪雨災害の雨量です。
激甚災害(げきじんさいがい)とは・・・人々の生活に極めて甚大な被害をもたらした地震や台風などの災害。
とりわけ被災者に対して特別な援助が必要とされる災害が発生した場合に、その災害が激甚災害として指定される。激甚災害に指定された場合、国や地方自治体がその被害に合わせて補助を行うことが多い。激甚災害の指定は、「激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律」に基づいて行われる。
では、私たちはどうすべきか?
防災グッズを備える
防災グッズを家に備蓄している人は、50%弱しかいません。
あなたは、備える側になりますか?備えない側でいますか?
水害や地震など自然災害は増加傾向にあるので、もし備蓄していない方は、今からでも遅くないので、防災グッズを揃えてはいかがですか?
水害を受けた時に、どうするかを知っておく
1.家の被害写真を撮る
2.施工会社、大家、保険会社に連絡する
3.罹災証明書の手続きをする
4.水害でぬれた家具を片付ける
5.浸水した床下の清掃
6.復旧前の確認するところ
一つ一つ、具体的行動や注意点をまとめている記事です。
防災士になる
防災士になる方法を全て書いています。
あなた自身が防災の知識を持って、家族や大切な人を守ってみてはいかがですか?
他にも、「防災士試験の傾向と対策【経験談】」などの記事もあるので、試験を受けようと思う方は見てみてください。
まとめ
これから、梅雨~台風シーズンにかけて天気予報の雨量に注目してください。
そして、この記事と見比べて災害を予知、察知、予測して行動しましょう!