防災

水害後のやることリスト!何をするか時系列で解説!【保存版】

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いざ水害にあったときになにをすれば良いか分かりますか?

分からない方は、この記事を見れば水害時のやることを理解できると思います

水害にあってしまった・・・

という段階から、時系列に沿って何をすればいいかを書いているので、上から順に見ていってください

目次

1.家の被害状況を写真に撮っておく

2.施工会社か大家、保険会社に連絡を入れる

3.罹災証明書(り災証明書)の発行手続きをする

4.水害でぬれた家具を片付ける

5.浸水した床下の清掃(泥の除去と乾燥)

6.復旧前に確認すべきこと

7.まとめ

それではいってみましょう

1.家の被害状況を写真に撮っておく

【具体的行動】
 被害の様子が分かる写真を撮る
 家の外をなるべく4方向から、浸水した深さがわかるように撮る
 室内の被害状況、家電の被害もわかるように撮る

市町村から罹災証明書をもらうとき、保険を請求するときにも役立ちます
被害状況は、あとから撮ろうと思っても被害の跡は消えてしまうので、出来るだけ早めに撮っておきましょう

2.施工会社か大家、保険会社に連絡を入れる

【具体的行動】
 家の施工会社や大家に、家が浸水したこと、さらに浸水のおおよその深さを連絡する
 火災保険や共済に加入しているときは、保険担当者に連絡する

※もし、自分がどの火災保険に入っているか分からないときは⇓⇓

0120-501-331 自然災害保険契約照会センターへ連絡ください

3.罹災証明書(り災証明書)の発行手続きをする

【具体的行動】
 市役所・町村役場に浸水したことを申し出る
 被害認定の調査を受ける

罹災証明書受付開始などの案内も市町村から出るので、情報を入手できるようにしておきましょう
罹災証明書(り災証明書)の内容は、それだけで色々あるので別記事で書いています

下に記事を貼っておくので、そちらを見てください↓↓

4.水害でぬれた家具を片付ける

【具体的行動】
 かたづけはゆっくり
上下水道、電気やガスが復旧していないと、なかなかかたづけが進みません
 作業のあとは手指を消毒
水害後は、砂やほこりが舞っています。その砂ぼこりは極力吸わないようにマスク、ゴム手袋を身につけて作業を行い、こまめにうがい、消毒をしましょう
 ゴミ捨てのルールは普段と違う
ゴミ捨てのルールは、市町村のチラシや災害FM、地元のニュースなどで伝えられます。一旦家でまとめて決まった場所、日時に持っていきましょう
 ボランティアにお願いする
特に一人暮らしの方は、無理をせず、こころよく手伝ってくれるボランティアの方にお願いしましょう。ボランティアセンター、市町村、社会福祉協議会に相談してみましょう

濡れたら乾かせば使えるのでは?

と思いがちですが、その水は川の水だったり下水も含まれているこを知ったうえで、再利用するものと捨てるものを区別しましょう

✖ 濡れたら再使用ができないもの
  • じゅうたん
  • 布団
  • 木製の棚(合板)
△ 濡れても使えるかもしれないもの
  • ふすま(乾かすと桟や枠は使えることもある)
  • 障子(乾かすと桟や枠は使えることもある)
  • エアコン室外機(しっかり乾かせば使えることもあるので乾く前に電源を入れないこと)
  • トイレの便器(電気系統以外は洗えば使える)
  • 風呂釜(電気系統以外は洗えば使える)
  • 食器類(塩素系漂白剤のキッチンハイターで消毒すれば使える)
? こんなものはどうする?
  • 自動車、農機具
    ・エンジンをかけず、修理工場に連絡する
    ・しばらく乗らないときは車検証とナンバーを外しておく(盗難防止のため)
    ・「無料で処分する」という悪徳業者に注意しよう
  • アルバム、写真類
    ・濡れてても捨てなくてよい
    ・写真を水で洗い、干す
    ・すぐに洗えない場合は、アルバムを広げて乾かす
    ・重なった写真は1枚ずつ離す
    ・固着していたら水に浸けて剥がす
    ・写真を撮影してデータで残こす手もある
  • 携帯電話、スマートフォン
    ・電源を入れずに電池、SIMカード、SDカードを外し、保管する
    ・泥水にかかった場合は、防水型でも一度電源を切り乾燥させる
    ・最寄りの携帯ショップに相談する
  • 現金、通帳
    ・汚れた現金は、一定の条件のもと新しいお金に換えてもらうことができる
    ・災害のあとは、通帳や印鑑が無くても便宜的に支払いに応じてくれることがあるので、取引銀行や金融機関に相談する

5.浸水した床下の清掃(泥の除去と乾燥)

注意)ぬれた家をそのまま放っておくと、後からカビや悪臭が発生し、生活に支障がでる場合があります。まずは、床下の状態を確認してください。
自分でできない場合は、施工業者やボランティアに作業を依頼しましょう

【具体的行動】
 床下に水、泥が入り込んでいるか確認する
・畳の場合は、畳を剥がして、畳の下の床板をバールなどで1枚はがす
確認した後は、元に戻すことができる
・フローリングやじゅうたんの場合は、床下収納している部分から確認する。点検口が無ければ穴をあけることも手である
 泥の除去と床下を消毒する
・床下の泥をかき出して洗い、消毒する
・消毒剤は注意書きをよく読んで使う

【よく使われる消毒剤】
逆性石けん(ベンザルコニウム塩化物)
「オスバンS」が代表的な商品名。水でうすめて家財や床材、手指の消毒に使う。注意として原液を素手でさわらない
※消石灰は、ヤケドなどの危険性があるので、逆性石けんがお勧め

 カビを防ぎ、とにかく乾燥
・床、壁、天井などに消毒用エタノール(80%溶液)をスプレーして、ぞうきんでふき取る(噴霧を吸い込まないように注意する)
・家具などに使う場合は、色落ちしないか目立たないところで確認する
・換気を良くして、火気なので乾かさない
・壁も水を吸っているので、中を確認する(コンセントのカバーを外して確認できる)
・しっかり乾燥させるには、最低1カ月ほどかかる
 ⅰ 壁内部の断熱材は、一度水をふくむと抜けにくい
 ⅱ 壁のカビは、壁の内側からきていることもある
 ⅲ 床下は乾きにくいので扇風機などを使い、風を当てる
 ⅳ 家の中は、一見何も変化がないように見えるが内部はすごいことに

6.復旧前に確認すべきこと

【具体的行動】
 電気(ブレーカー)
・水害後にブレーカーが落ちていたら、どこかで漏電してるかもしれないので、電力会社に相談する
・避難などで家を離れるときは、ブレーカーを切っておく
 水
・水害復旧直後は、水が汚れている場合があるのでしばらく出して様子を見る
・井戸水は、水質検査をしてから使用するように
・家に浄化槽がある場合は、トイレや風呂を使う前に浄化槽を点検する
 ガス
家のプロパンガスボンベが水害で移動していたら、ガスを使う前にガス業者へ連絡して点検してもらう

7.まとめ

どうでしたか?水害にあったときに、時系列で何をすべきか理解できましたか?

被害状況を撮る家の業者に連絡する、保険会社に連絡する罹災証明書家の中の片づけ床下の確認復旧前にする確認

この内容全てを覚えなくて良いです

しかし、いざとなった時に見返せるよう、この記事を保存しておいてください

これまでは「やること」を解説してきましたが、災害が発生したときに「注意すること」もあります
例えば、災害が発生したときは、「空き巣被害の増加」「被災地で性犯罪の増加」などこれまでの災害経験から、注意する事を書いた記事を貼っておきます

「こんなことがあるんだ」とイメージしておく事は、予防につながるので一度見てみてください↓↓

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