突然ですが、みなさんは散歩してますか?
最近、新型コロナウイルスの影響により、スポーツジムや人が集まって運動ができなくなっているので河川敷や公園、家の周りを散歩する人が増えています
散歩の効果として、ダイエット、足腰が強くなる、健康維持、ストレス解消、美肌またある研究では脳の肥大もあるとか・・・
歩くことは、他の運動に比べて誰でも始めやすく、膝への負荷が軽い、尚且つ、多くの効果があり、続けやすい運動です
そんな、散歩を利用して防災力を高める方法があるのをみなさん知っていますか?
それは「防災さんぽ」です!
この記事では、防災さんぽの効果とやり方を紹介します
さっそくいってみましょう
最近、テレビCMでも流れていたんですが、そもそも「防災さんぽ」はどんなものかを言うと
防災さんぽとは・・・近年、自然災害が増加傾向にあります(国土交通省災害情報より)。 だからこそ、もしもの時はどこに避難すればいいのか、親も子も避難場所まで行けるのか、今一度確認することが必要です。 それを「防災さんぽ」と名付けて、家族で休日にピクニック気分で楽しみながら、災害に備えることを提案しています。
ACジャパン
防災さんぽの効果
・家族を守れる
・防災力を高めることができる
・いざ災害が起きても、慌てず安全に避難することができる
・歩くことで健康になる
・家族と一緒に災害について学ぶことができる
・子供の防災教育になる
これだけの効果があります
一言で言うと防災さんぽは、やらないと損です
普段一緒に歩く人がいれば、一緒にやろうと提案してみてください
また、家族で散歩する方は、一緒に防災さんぽをやってみると家族の防災意識を高めることが出来ます
お子さんと歩いているのであれば、防災力を高める防災教育にもなります
では、どう散歩すれば良いか、やり方について見ていきましょう
防災さんぽのやり方
やり方ですが、難しく考えることはありません
今から言う項目を一つ選んで散歩するだけ
2.夜間でも安全に避難所まで行けるか?
3.避難場所までの道のりで、地震のときに倒れてくるものは無いか
4.近くに川はあるか?
5.土砂崩れが起きやすい斜面は無いか?
6.車いすや体が不自由な方と一緒に行ける道のりか?
7.家は周りと比べて高い位置にあるか?低い位置にあるか?
8.過去、災害は起きたことがある場所は無いか?
9.避難所までの迂回ルートはあるか?
一つ一つ見ていきましょう
1.近くの避難場所は?そして避難所まで行けるか
まず、自分の家から一番近い避難所はどこなのか調べて、そこを目標に行ってみましょう
時間は、どれくらいで行けるかなど測っておくと、いざという時の目安になります
2.夜間でも安全に避難所まで行けるか?
災害は、いつ起こるか分かりません
夜に災害が起こっても、安全に避難所まで行けるか?街灯があるか?コンビニやお店などの明かりがあるか?など夜間歩くことを想定して見てみましょう
ムリをせず安全に夜間歩けるなら、実際、夜に散歩してみるのも新たな気づきがありますよ
3.避難場所までの道のりで、地震のときに倒れてくるものは無いか
地震のとき、小学校などの塀が倒れて、小学生が被害を受ける事故は過去何度も起こっています
避難所までの道のりに塀は無いか?また、地震の揺れで落下してくるビルの看板や倒れてきそうなものは無いか?を見て歩きましょう
4.近くに川はあるか?
家の近くに川はありますか?それは、大きい川ですか?小さい川ですか?
大きい川は、大雨に耐える力はあるが、決壊すると被害は大きい
小さい川は、決壊しても被害は小さいが、頻繁に氾濫する
避難所へ行くときに川を渡るか渡らないかも重要です
可能であれば、川は渡らないで良い避難所に行きましょう
5.土砂崩れが起きやすい斜面は無いか?
避難所までの道のりで、斜面は無いですか?
地震や大雨で地盤が緩んでいる時に、土砂崩れの恐れがあります
「土砂災害」「地すべり」などのハザードマップもあるので、一度家の周りを見てみてください
国土交通省が展開しているハザードマップ
「ハザードマップポータルサイト~身のまわりの災害リスクを調べる~」
のリンクを貼っておくので、あなたの家の周りを見てみましょう↓↓
ちなみに防災士の勉強会でも、このハザードマップを使っています
6.車いすや体が不自由な方と一緒に行ける道のりか?
避難所まで、車いすや高齢者と一緒に歩けますか?
例えば、階段があるか?坂道になっている場所はないか?地面は舗装されているか?
もし、行けそうにない場合は、他のルートが無いか探してみましょう
7.家は周りと比べて高い位置にあるか?低い位置にあるか?
この辺りは高台だから、大雨のときに浸水はしないと思っていませんか?
家が浸水する、浸水しないは、家が周りと比べて高いか低いかによります
高台の場所でも、周りと比べて低い位置に家があれば水は集まってきて浸水してしまいます
防災さんぽをするときに、周りと高さを比較してみてみましょう
8.過去、災害は起きたことがある場所は無いか?
過去に、氾濫した川や土砂災害が起こった場所は近くにありませんか?
対策は取られていると思いますが、災害が発生しやすい地形ということになるので知っておく事は大切です
災害が起こった場所には、教訓を忘れないように石碑などが建てられます
散歩するときなんかに見てみてください
9.避難所までの迂回ルートはあるか?
これまで8つ見てきましたが、避難所までの道のりで当てはまるものはありましたか?
全てに当てはまらない場所は、逆に少ないです
もし、ここが危険だなと思うところがあっても、そこを避ければ何の問題もないので安心してください
危険なポイントが発見できれば、そこを通らないで避難所に行けるルートが無いか、迂回ルートを探してみてください
これまで、9つ見てきましたがどうでしたか?
多いなと思った方もいるかもしれませんが、普段の散歩ついでにやることで負担は少なくなります
もう一度「防災さんぽの効果」を見てみてください↓↓
・家族を守れる
・防災力を高めることができる
・いざ災害が起きても、慌てず安全に避難することができる
・歩くことで健康になる
・家族と一緒に災害について学ぶことができる
・子供の防災教育になる
やるか、やらないかを考える前に一度やってみてください
少しづつで良いですよ
これから、梅雨から台風シーズンに向けて、大雨や洪水、土砂災害などの災害が多くなります
あなたの大切な人と一緒に、散歩ついでに防災意識を高めておきましょう