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赤ちゃんとお出かけ、携帯用の水筒が使える!外出時のミルク作り

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子育て中のママパパはこんなことに困っていませんか?

・お出かけしたいけど、ミルクの時間があるから困っている。
・ミルク作りに丁度いいお湯を持ち運べる水筒を探している。
・保温時間が長い水筒を探している。
・持ち運びに便利な水筒を探している。
・ミルク作りでコンビニのお湯は使いたくない。

この記事は、同じ悩みをもった子育て中のママパパへ向けて書きました。

【メイン目次】

私も、生後1カ月の赤ちゃんがいる育児休暇取得中のパパです。
お出かけ用のお湯調達について参考になれば嬉しいです。

子育て中のママパパは、忙しいのでサクッと読める内容にしています。

まず、結論から言うと・・・

お出かけ用のお湯は、携帯用まほうびんが最適!

携帯用まほうびん選び

私は、象印 ステンレスボトル SM-ZA36 360ml を選びました。

その理由は、3つあります。

・ミルクの量分のサイズで軽量、持ち運びが苦にならない
・保温力が高い!
・部品が少なく洗いやすい、組み立てやすい

サイズ・容量で選ぶ・持ち運びが苦にならない

まず、サイズを決めるんですが、どうしてもサイズが大きくなれば本体重量も重くなり、持ち運びにくくなってしまいます。

しかも、サイズをあまりにも小さくし過ぎると5ヶ月くらいで容量が足りなくなってしまうことも。

出来れば、長く使えるものを選びたいと思ってサイズを考えました。

ミルクの目安量

データ:meiji

明治のミルクの目安量によると、MAXで1回 約200㎖でした。
大きくなればそれだけ量を飲みそうですが、生後5ヶ月あたりから離乳食が始まります。

なので、ミルクの量も200㎖で良いことになる。
つまり、準備するお湯の量は、最大200㎖あれば大丈夫です。

保温・保冷を目的にした水筒の人気メーカー3選

象印、タイガー、サーモスの容量サイズ早見表

ここで、保温・保冷を目的にした水筒/マグ/ボトルの、人気メーカー3選の容量サイズを一覧で表すと下の表になります。

※生産中止分を入れたら該当する容量はある

ミルクの目安量が200㎖以上だったので、200㎖以上の水筒を選びましょう。

私は、200㎖では不安、480㎖はいらないので350~360㎖あたりで選びました。
もし、なんかあった時も安心な量であることと、やはりどのメーカーの製品もサイズが大きくなるほど保温時間が長いので、サイズと保温時間のバランスで絞りました。

本体重さの比較

他に比べ、タイガーだけ30gも軽いです。
荷物が多くなるママパパには少しでも軽い方が助かります。

ここで、注意しておく事が、実際は本体重さにお湯の重さが加わってきます。

容量が350~360㎖なので、お湯を含んだ重さを比較してみると

こうしてみると、タイガーが一番軽いことが分かります。

持ち運びを考えるときは、お湯を含んだ重さでイメージしておきましょう。

保温力が高い!

象印、タイガー、サーモスの保温力比較

ここでは、先ほど容量を350~360㎖と決めたので、3メーカーの保温力を比べてみました。

・象印 ステンレスボトル SM-ZA36
・タイガー ステンレスボトル MMZ-A352
・サーモス 真空断熱ケータイマグ JOD-350

サイズは同等サイズです。

※保温力:室温20℃±2℃において製品に熱湯を満たし、湯温が95℃±1℃のときから6時間放置した場合におけるその湯の温度。

それぞれの商品説明に書いてあった保温力を比較しました。

結果、保温力については若干タイガー ステンレスボトル MMZ-A352が優位でしたが、驚くほどの差はありませんでしたし、ミルクをつくる温度は70℃以上なので6時間はNGです。

人気ミルクの溶かす温度比較

ミルク作る温度比較

人気のミルク7種類全て、70℃以上で溶かす作り方でした。

70℃以上でミルクを溶かす理由

2007年にWHO(世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機関)により「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存および取扱いに関するガイドライン」が公表され、2007年6月に厚生労働省の指導のもと、調乳に関して従来の40~50℃から70℃以上に調乳温度が改訂されました。

ごく微量、粉ミルクそのものや、溶かした粉ミルクに「Cronobacter sakazakii(サカザキ菌)」や「Salmonella enterica(サルモネラ菌)」といった細菌が入っていることがあると報告されています。

そこで、サカザキ菌やサルモネラ菌に感染するリスクを減らす対策として、WHOとFAOが共同で作成したものが↓↓

・粉ミルクを作る前に、手を石鹸と水で洗いましょう。
・哺乳ビンやスプーンなど、使用する器具はよく洗い、消毒しておきましょう
・粉ミルクを溶かすときには、70℃以上のお湯を使いましょう。
・お湯で溶かした粉ミルクは、流水にあてるか冷水又は氷水の入った容器に入れて、授乳できる温度まで短時間で冷やしましょう。
・溶かした後、2時間以内に使用しなかったミルクは捨てましょう。
・飲み残しのミルクは捨てましょう。

画像で説明(PDF:236KB)

ミルクつくりのお湯はなぜ「70℃」ではなく「70℃以上」なのか

そもそも、WHO(世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機関)が調乳に関して従来の40~50℃から70℃以上に調乳温度が改訂されたことでしたが

調乳温度が70℃以上ならば、哺乳瓶に70℃のお湯を注いだら・・・

70℃以下になるではないか!!!

冬場を想像してもらうと分かりやすいですが、冬に冷たい哺乳瓶に70℃のお湯を注ぐと確実に70℃以下で調乳してしまうことになる・・・

ミルクつくりのお湯の設定温度は、80℃がより安全!

そこで、先ほどの保温力比較で「ミルクをつくる温度は70℃以上なので6時間はNG」という結果から、80℃以上を保てる時間は何時間か?について考えました。

水筒で80℃以上を保てる時間は何時間か?

各メーカーのホームページにもデータが無かったので、0hで95℃でスタートして、6h後で66℃だったときの推定グラフから、推測すると下のようなグラフになります。

このグラフから、80℃以上を保てる時間は3時間という推測が出来ました。
※このあと購入して、実験したので後でこの推測が確認できます!

保温力比較の結論は、3メーカーとも「3時間以内にミルクを作りましょう」ということになりました。

もし、3時間以上80℃のお湯を持たせたいのであれば、350~360㎖の水筒ではなく、500㎖やそれ以上のサイズにすれば可能です。
しかし、持ち運びやすさとのバランスや無駄に多い湯量を考えると、実用的ではなく「3時間以内にミルクを作る」ことをルールにして、350~360㎖の水筒にした方が一番良いと私は考えます。

部品が少なく洗いやすい、組み立てやすい

赤ちゃんが使うものは、洗いやすく清潔に保てるものが良い!

赤ちゃんが使うものは、清潔に気を付けたいものですよね。

今、比較している

・象印 ステンレスボトル SM-ZA36
・タイガー ステンレスボトル MMZ-A352
・サーモス 真空断熱ケータイマグ JOD-350

は、全て広口タイプで洗いやすいく、本体まで丸洗いOK。

口がワンタッチ式の水筒を選ばなかった理由は、清潔に手入れできるもの=中までスポンジで洗えるものが良かったから、片手でワンタッチで開けれるのは魅力的ですが、今回ミルクを溶かすお湯用では選びませんでした。

3商品のパーツ数比較

象印 ステンレスボトル SM-ZA36は、業界初※の「シームレスせん」を採用し、2個のパーツを可能にしました。
もうパーツを探す必要が無い!つまり、ママパパに優しい時短が出来ます!
※せんとパッキンをひとつにしたせん構造の技術。ステンレスボトルにおいて(2020年7月30日当社象印調べ)

総合的に評価した結果

記事の冒頭に戻りますが

・ミルクの量分のサイズで軽量、持ち運びが苦にならない
・保温力が高い!
・部品が少なく洗いやすい、組み立てやすい

以上から、私は象印 ステンレスボトル SM-ZA36を選びました。

しかし、他の「タイガー ステンレスボトル MMZ-A352」も「サーモス 真空断熱ケータイマグ JOD-350」もサイズも同等、保温力も同等、洗いやすさも同等、軽さはタイガーのステンレスボトル MMZ-A352が一番軽かった。
パーツ数は、象印 ステンレスボトル SM-ZA36が他より1パーツ多かった。

軽さを選ぶか、パーツ数を選ぶか、メーカーで選ぶかで、あとは選ぶ人が何を重視するかになってきますね。

その他項目の比較表を載せておくので、参考にしてください。

※1 保温効力とは、室温20℃±2℃において製品に熱湯を満たし、湯温が95℃±1℃のときから6時間放置した場合におけるその湯の温度。
 ※2 保冷効力とは、室温20℃±2℃において製品に冷水を満たし、水の温度が4℃±1℃のときから6時間放置した場合におけるその水の温度。

あくまで、私は象印を選びましたが、あなたはどれを選びますか?

ここで、一つ疑問が出てきました。

保温力のデータについてです。

「保温効力とは、室温20℃±2℃において・・・」という部分で、冬場もっと気温が下がった時は、保温力は低下するのか?

という疑問が出てきたので、象印 ステンレスボトル SM-ZA36で保温実験をしてみました。

象印 ステンレスボトル SM-ZA36の保温実験

【実験1】9月頭の室内温度25℃では、3時間後何℃になっているか?

実験スタート!95℃のお湯

3時間後

室内温度25℃で3時間後は、80.3℃になりました!!

保温力の推測グラフと全く同じ結果が出ました。

【実験2】冬場を想定して冷蔵庫内5℃では、3時間後何℃になっているか?

実験スタート!95℃のお湯

冷蔵庫に入れました。冷蔵庫に入れたばかりなので、気温が7.3℃表示になっています。

1時間経過・・・お湯の温度は、88.5℃!

2時間経過・・・お湯の温度は、83.1℃!

3時間経過・・・お湯の温度は、78.8℃!

写真を撮り忘れてしまいました・・・(後でグラフで推移が見れます)

4時間経過・・・お湯の温度は、74.3℃!

室内温度5℃想定で冷蔵庫に入れて3時間後は、78.8℃になりました!!

グラフとしては、こんな感じです。

ここで、冷蔵庫5℃はいじわる実験にも関わらず、3時間後も約80℃をキープ出来ていたことに驚きました!!

いじわる実験と言ったのは、冬場の気温が5℃であっても、通常水筒はバックに入れておくので5℃以下になることは、めったにありません。
そもそも5℃以下で3時間持っておくことがないので、悪条件での実験(いじわる実験)をしてみました。

それでも、78.8℃のお湯という結果で、「ミルクつくりのお湯の設定温度は、80℃がより安全!」と言いましたが、78.8℃のお湯をミルクに注いでも70℃以下になることはないので安心できました!!

まとめ

お出かけ時、赤ちゃんのミルク作りのお湯をどうするかについて、水筒(携帯用まほうびん)を選んで、さらに下記の点について製品を選びました。

・ミルクの量分のサイズで軽量、持ち運びが苦にならない
・保温力が高い!
・部品が少なく洗いやすい、組み立てやすい

その結果

・象印 ステンレスボトル SM-ZA36
・タイガー ステンレスボトル MMZ-A352
・サーモス 真空断熱ケータイマグ JOD-350

これらの商品が、赤ちゃんのミルク作りのお湯を持ち運ぶのに、最適だと分かりました。

赤ちゃんと一緒に、色んなところにお出かけしたいですね。

それでは、また

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