突然ですが、質問です。
『 災害時の情報の入手先として、一番良いのは何でしょう? 』
と聞いてあなたは何と答えますか?
スマホ?SNS?インターネット?ラジオ?テレビ?
答えは
実績があり安定して情報が入るのは「ラジオ」
新しい情報入手として期待させるのは「スマホとSNS」
です。
つまり、ラジオかスマホを持っていれば、情報は入手することができるという事です。
ここで気になるのがラジオの普及率ですよね。
ラジオの普及率
日本全体では4割台の世帯がラジオを保有していることになる。しかし20代世帯ではわずかに3.3%、30代世代でも16.2%、40代でようやく35.0%となる。50代以降は5割以上を維持し、75~79歳ではほぼ2/3の世帯が保有している計算。
yahooニュース2020.7
やはり、若い世代はラジオを持っていないですね。50代以上でやっと半分の人がもっている感じ。
スマホの普及率は、後の方の「インターネット利用率」で解説します。
災害時の情報入手は、ラジオかスマホということが分かったあなたへ、次に知って起きてもらいたいことがあります。
それは『 災害時にはどんな時系列でどんな情報が求められているのか 』についてです。
つまり、これまでの日本の災害教訓から私たちが学んだ情報なので、生きた情報です!
それを、この記事で事前にイメージすることで「いざという時」にきっとあなたの役に立ちますよ!
それでは、一緒についてきてください。
被災したときの情報ニーズは?
災害発生~3時間くらい
- なにが起きたのか
- どの程度の災害なのか
- 自分たちがいるところはどういう段階なのか
などの被害状況が最大のニーズになります。
3時間~
災害状況がある程度わかると、次に心配になってくるのは、家族や友人知人の安否に関する情報です。
大きな災害が発生すると電話回線が切れたり、通話が輻輳することによって、電話がかかりにくくなります!
輻輳(ふくそう)とは?
方々から集まって来ること。寄り集まって込み合うこと。
災害発生から時間が経過・・・
ライフライン(水、電気やガス、交通機関)などの情報がニーズになってきます。
さらに
- 飲み水や食料はどこで手に入るか
- 学校は休みなのか
- 入学試験はどうなるのか
- 利用できる入浴施設はないか
- 医療体制はどうなっているのか
- 市役所は空いているのか
- 罹災証明書はすでに発行しているのか
- 災害がれきの収集場所はどこか
など生活に関する情報がニーズになってきます。
このように、災害発生から時間の経過とともに情報ニーズは変化します!
その情報の変化に応じて迅速に的確に発信できるのが、ラジオとスマホになります!
しかし一方で、スマホの利用者に目を向けなくてはなりません。
インターネット利用率を考える【災害】
分からない事の検索や情報入手でスマホを使ってインターネットを使うが、ここで、総務省の平成30年のデータによると
インターネット利用率は
- 60歳より若い世代は約96%
- 60歳から69歳では約70%
- 70歳以上は約40%
になります。
スマホの保有率も合わせて見てみると
- 30代より若い世代は約90%以上
- 40代で86%
- 50代で73%
- 60代45%
- 70代19%
- 80代以上は6%
という結果になります。
災害情報を入手するアイテムとして、スマホはすごく使えるのですが、高齢者方を考えなければなりません。
そこで再び過去の災害時から教訓をみてみましょう。
東日本震災からの教訓【災害時利用メディアの評価】
総務省がまとめた「情報通信白書」によると、東日本震災で災害発生時に利用されたメディアの評価で
1位 AMラジオ(60.1%)
2位 FMラジオ
という結果でした。
つまり、このことから高齢者を含めた調査の上位を占めるラジオは、災害時の情報入手アイテムとして意識されていることになります!
ラジオは一家に1台持ちましょう【防災グッズ】
これまでの調査結果や災害からの教訓から、ラジオを一家に1台持つことで全ての世代で災害情報を入手することができます!
では、どんなラジオが良いのでしょうか?
普通のラジオでも良いのですが、防災グッズとして備蓄するのであれば、+アルファの機能を備えたラジオをおすすめします。
その+アルファは、電池が無い状態でも使えることです!!
災害時には、停電することもありますし、コンセントが水没することもあります
電池が無くなることもあります。
そんな状況でも情報は必要なので、どんな状況でも使えるよなラジオを買いましょう!
私、防災士が防災目線で選んだラジオを紹介します。
防災ラジオ
情報は人を安心させてくれます。ラジオ基地局は長年の経験を活かし災害時にとても安定した情報を流せます。
このラジオを選んだ理由
- 受信感度が良く非常時に使えるラジオ
- 電池が無くなっても使えるラジオ(ソーラー充電、手動充電)
まとめ
人間は見えないものに恐怖を感じます。
なので、災害時でもしっかり情報を入手することで、身体的ストレスも減らすことができる。
『 ラジオは一家に1台を推奨します 』
そして最後に、この記事を見たあなたへお願いがあります!
少しでも多くの家族に、この情報を広めてください。
少しでも多くの家族が、災害から生き延びるために。
それでは、また
一緒に頑張りましょう!