三種の神器と聞いて、ニュースで天皇の退位と即位を見た方はピンときたと思いますが、ここでは防災の話をします。
ちなみに、天皇家に受け継がれてきた秘宝の三種の神器は
八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)です
そこで突然ですが、みなさん!防災の三種の神器があるって知っていますか?
知っている人は、すでに防災意識が高い人です!
知らない人やいまいちハッキリ言えない人は、この記事を読めば防災の三種の神器が分かります。
さらにその必要性を知れば、家に備えておくことが家族を救出する第一歩になると分かってきます。
また、それぞれのバール、ジャッキ、ノコギリのAmazon 売れ筋ランキングと楽天売れ筋ランキングを載せておくので、どんな物が人気か気になる方は覗いてみてください。
それでは見ていきましょう!
防災三種の神器「バール」
1つ目は「バール」です。
テコの原理は知っているとおり小さい力で大きなものを動かすことができます。
地震や洪水が発生したら、家具や家の柱などが倒れて、避難の妨げになることが考えられます。
令和2年熊本豪雨災害でも、家が浸水してきて家の2階に避難しようとしたとき、家具が2階への階段をふさぐように倒れてしまって、結果的に垂直避難ができなかった事例も発生しています。
バールの防災的な使い方
・テコの原理で、重たい家具をズラすことができる
・家具や家の壁を打撃して壊し、避難する道を作ることができる
おすすめのバールは、場所を取らない大きさが良いが小さすぎると力も落ちるので、家で保管しておくことを考えて大きさを選びましょう。
防災三種の神器「ジャッキ」
2つ目は「ジャッキ」です
バールのテコの原理は人の力になるので、さらに重たいもの、つまり人の力ではどうしようない冷蔵庫やタンスなどを想定します。
ジャッキの防災的な使い方
・油圧の力によって浮かせたり、持ち上げたりしてすき間をつくり脱出する
・機械の力で長い時間持ち上げられるので、救出時間を長くとれる
おすすめのジャッキは、安すぎるものは油漏れや、いざという時にパワーが足りなかったりするのでしっかり製品を見極めてを家に備えましょう。
【参考】
・大型冷蔵庫(500L) 約100kg~120kg
・家族用洗濯機 ドラム式 約80kg、タテ型 約60kg
・タンス(婚礼用) 約70kg
・軽自動車 約600kg
タンスなど水を含むものは、さらに重量が増すので覚えておいてください。
Amazon 売れ筋ランキング「ジャッキ・ジャッキアクセサリ」
防災三種の神器「ノコギリ」
3つ目は「ノコギリ」です
ノコギリは、バールやジャッキとまた少し違って、切断することができます。
ノコギリの防災的な使い方
・切断することができる(人はある程度なら、物を持ち上げたり移動したりできるが、物を切ることはできない)
・完全に通れないところでも、切断できることで避難経路を作り出せる
おすすめのノコギリは、災害用として狭いスペースや、いろいろな場所に持ち運ぶことを考えて、コンパクトかつ切れ味が良い品を家に備えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
防災の三種の神器は、「バール」「ジャッキ」「ノコギリ」をいい、災害時に避難するときや、救助するときに、人の手ではどうにもならないものがあったとしてもなんとかなる、助けることができる道具です。
阪神淡路大震災の教訓として、窒息死・圧死の9割が15分以内に亡くなっています・・・
みなさんも防災の三種の神器を家に備えて、家族を救える備えをしておきましょう!!
そして、備える人が一人でも増えるように、あなたの周りの大切な人に、この記事を広めてください。
一緒に頑張りましょう!
この記事を作るにあたっての経緯や思考を記事に書いているので、合わせて見てみてください。
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