2020年9月6日~7日に日本付近を通過した台風10号。
沖縄県以外で、初の台風による特別警報が発令される恐れがあった。
結果的に、特別警報は発令されなかったが、気象庁による事前の呼びかけにより、町では通常の台風とは違った点が見られたので教訓として記録する。
特別警報級の基準とは・・・中心気圧が930ヘクトパスカル以下、最大風速が50メートル以上の台風。
【目次】
特別警報級の台風がきたらどうする?どうなる?
・養生テープの備蓄(窓ガラス対策)
・段ボールを持っておく(窓ガラス対策)
・早めの台風対策(板打ちなど)
・防災グッズの備蓄
・雨戸の設置
・多くの人が避難するため、避難所が定員オーバー
まとめ
特別警報級の台風がきたらどうする?どうなる?
養生テープの備蓄(窓ガラス対策)
雨戸が無い窓ガラスの台風対策として、養生テープを貼ってガラスの飛散防止をすることが出来ます。
貼る時のポイントは、✖を貼ってから、周りの🔲を貼ると強度が増します。
台風10号では、ホームセンターから養生テープが消えました。
皆が買いに行くので、いざ台風が近づいてきたときに無い!ことを防ぐため、事前に養生テープは備蓄しておきましょう。
段ボールを持っておく(窓ガラス対策)
段ボールを窓に貼ると養生テープと同じく、ガラスの飛散防止になります。
養生テープが貼れない、すりガラスや凹凸があるガラス面にも対策ができる。
日ごろから、災害のために段ボールを溜めておきたいですね。
段ボールを貼る時は、窓の内側に貼りましょう。
早めの台風対策(板打ちなど)
養生テープや段ボールでのガラス飛散防止に対して、窓ガラス自体を守るのがベニヤ板や薄い木材を窓に打ち付けること。
ここで、注意!
ベニヤ板や木材の打ち付けは、台風が近づいてきてからはやらないようにしましょう。
板が強風にあおられて、転倒したり落下して2次災害になる可能性が極めて高いからです!
取りかかりを早めましょう。
ベニヤ板や薄い木材は、近くのホームセンターに売ってあります。
ベニヤ板が車に乗らない人も、店員さんに言えば小さいサイズにカットしてくれますし、軽トラックを貸し出ししている店も、配達してくれる店もあるので一度ホームセンターに相談してみてください。
また、板を打ち付ける為には、くぎや金づち、またはネジやドライバーが必要です。
防災グッズの備蓄
近くのホームセンターに、防災グッズコーナーがあるところも増えてきましたが、まだまだ少ないです。
しかも、いざ台風が近づいてきたら、皆が買いに行くので無くなることも考えておきましょう。
やはり、災害が起こる前に買っておくことが利口な判断です。
私(防災士)が、おすすめする防災グッズは、「手作り防災グッズ」です。
理由は、人それぞれ家族構成や健康状態(コンタクトや常備薬など)が違うので、人それぞれにあった防災グッズが必要と考えているからです。
手作り防災グッズを作れる記事を貼っておくので、参考にして下さい。
雨戸の設置
雨戸は台風対策としては、やはり最強です。
雨戸が無い窓は、前もって設置することも考えてみてください。
賃貸の家や部屋では、厳しいかもしれませんが、賃貸でない家は後付けでも雨戸設置ができます。
近年の自然災害をみていると、毎年のように災害が起き、数や強さが強くなっているのでこれを機に「長期に対策」をしてみる手もあります。
どこで雨戸を買えばいいか分からない人へ、購入方法としては下の5つがあります。
1.近くの施工業者
2.知り合いの施工業者
3.ホームセンターで注文する
4.工務店で注文する
5.業者に近くの優良施工業者を見つけてもらう
「1.近くの施工業者」、「2.知り合いの施工業者」を知っている方は、その方にお願いする方法が簡単です。
もし、窓を設置する業者でなかったとしても、知り合いの業者さんを紹介してもらえる可能性もあります。
「3.ホームセンターで注文する」「4.工務店で注文する」は、足を運ぶ先は違うが、流れは似ています。
ホームセンターに行く機会があったら、覗いてみてください。そして、その情報を元に、工務店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
「5.業者に近くの優良施工業者を見つけてもらう」は、フィルムを貼るときと同じです。
全国の300以上の優良業者から、条件に合った見積りを取ってもらって、その後、工務店に行くなど比較対象として使う手もあります。
雨戸は、設置に時間がかかりますし、台風時期になると業者も込み合うので、早めに検討しておきましょう。
多くの人が避難するため、避難所が定員オーバー
台風10号が接近した九州地方の避難所では、今までにないことが起こりました。
それは、避難所が定員オーバーになるところが多かった!
特別警報級の台風となると、一部の家屋の倒壊の恐れや鉄骨の変形の恐れもあるので避難する人が多かったのと、新型コロナウイルスの影響で避難所も収容人数を減らした定員になっていることが理由としてあります。
これからも、コロナ禍であるためこの現象は続きます。
避難所がない事は、無いですが・・・家から離れた場所の避難所になったり、備蓄品が無い避難所になったりするので、このことを私たちも知っておかなければなりません。
ますます、個人の防災グッズが避難では重要になってきます。
まとめ
台風10号の教訓として
・養生テープの備蓄(窓ガラス対策)
・段ボールを持っておく(窓ガラス対策)
・早めの台風対策(板打ちなど)
・防災グッズの備蓄
・雨戸の設置
・多くの人が避難するため、避難所が定員オーバー
これらが挙げられます。
私たちは、災害に強くなるために、教訓として積み上げていかなければならない!
そして、台風の影響は他にもあります。
・暴風
・土砂災害
・低い土地の浸水
・河川の増水や氾濫
・うねりを伴った高波
・高潮
台風10号では見られなかった影響も、次の特別警報級の台風では起こるかもしれません!
台風10号の教訓は最低限行い、次の特別警報級の台風に備えましょう。
一緒に頑張りましょう!