近年の災害ニュースで、線状降水帯の発生や巨大台風、大雨による洪水などのニュースを見る回数が増えています。
世界の年間雨量は、変わらないのですがここ最近は、降るところでは異常に降る、降らないところでは全く降らないと二極化の傾向にあります。
今年の梅雨から台風シーズンにかけても、過去と同様の風害や水害が起きるかもしれません・・・
私たちは、過去から学んだ教訓をいち早く生かし備えなければなりません!
そこで今回、みなさんに考えて備えてもらいたいものは「車内用緊急脱出ハンマー」です。
ドアが開けられる水深は何センチ?
みなさんは、車が何センチ浸水したらドアが開かないと思いますか?
答えは、下の動画にあります!
JAFの実験動画↓↓↓
どうでしたか?水深が浅くても車の後輪が浮いた状態では運転席や助手席のドアは空きません!
さらに、この場面ではスタッフや周りに人がいるので安心して実験できますが
もし、この場面があなた一人の場合や夜中真っ暗な所で遭遇したら
気が動転し、冷静な判断が取れなくなるでしょう。
脱出方法を知っておくことが大切
車が浸水してドアが開かなかったとき、『冷静な判断をするための方法』があります。
- 車は浸水したら水圧でドアが開かないことを知っておく
- 脱出方法を知っておく
- 脱出用ハンマーを車に入れておく
1は既に動画で知っていますよね。
2の脱出方法ですが
まず、脱出する時は
ドアを開けること→シートベルトを外すこと→外にでること
みなさん普通に考えたら分かる事ですが
車が浸水した経験者によれば
車に水が入ってきたときは焦ってシートベルトの外し方が分からなくなった
シートベルトが外れなかった
と振り返られます。
そこで、3の脱出用ハンマーを車に入れておくが重要になってきます。
今の脱出用ハンマーには、シートベルトを切るための刃がついているのが多いのでとても便利。
それでは、ドアが開かなかった場合の脱出方法(脱出用ハンマーを使用した)を覚えましょう!
シートベルトを外すこと・切ること→脱出用ハンマーでサイドガラスを割ること→外にでること
※注意
車の割るガラスはサイドガラスです。フロントガラスは特殊なシートが貼ってある場合が多く割れませんので覚えておきましょう。
また、ガラスでケガをすると思われていますが
車のガラスが割れた場合は、人がケガをしないような作りになっているので安心してください!
もしものことが起こってから後悔しないように、脱出用ハンマーを車に備蓄しましょう。
もし、どの脱出用ハンマーを買えば良いか分からない人は
私(防災士)が、おすすめする(持っている)車内用緊急脱出ハンマーを下に載せておきます。また、Amazon売れ筋ランキングも一緒に載せておくので、「こんなものもあるんだ~」的な感じで見てみるのも面白いですよ。
車内緊急脱出ハンマー
洪水時など車で運転中に川に落ちたり、水没した場合、みるみるうちに水が入ってきて気が動転してしまいます。さらに、外からの水圧でドアが開きません。
そんなときに、車内に持っておくと水没した車内から脱出できるアイテムです。
この商品を選んだ理由
- 高性能
- 車内用
- シートベルトも切れる
緊急脱出ハンマーの正しい設置場所
緊急脱出ハンマーを防災用として車に搭載しても、設置場所を間違えば役に立たないので注意が必要です。
衝撃などでシートベルトがロックしてしまうと、エアバッグも作動してしまう恐れもあり、身動きがとれなくなる可能性があります。
緊急脱出用ハンマーは、緊急時にシートベルトがロックしていても自分が確実に手の届くわかりやすい場所に設置します。
【設置例】
・運転席側のドアポケット
・座席の脇
・センターコンソールボックスの中
・フロアマット
車によって座席の位置や、隙間は違うので、緊急脱出ハンマーを一度設置してみて、身動きが取れなくなった時を仮定して、手が届くか確認しておくとより安心です。
まとめ
浸水した車から脱出しようとしたときは
1.水圧でドアが開かない事を知っておき
2.社内緊急脱出ハンマーでシートベルトを切り
3.車内緊急脱出ハンマーでサイドガラスを割って
4.外に脱出します
まずは、脱出アイテムの車内緊急脱出ハンマーを1車に1個備えましょう。
そして、このことをあなたの大切な家族や友人・親戚に教えましょう!
こっそり緊急脱出ハンマーを『防災プレゼント』として渡すのも、これからの時代アリかもしれませんね。
一緒に頑張りましょう!