遭難した・・・水害で家が孤立した・・・
そんな状況に自分がなるとは誰も思っていないですよね。
しかし、そうなった人も同じ考えを持っていたとすると全員に可能性があることになります。
そこで、この記事では自分が遭難したときに、ヘリや救急隊員に見つけてもらう方法を紹介します。
この方法は、自衛隊でも紹介されている内容なので安心して使えます。
紹介遅れましたが、私は自然災害に特化した防災士という資格を持ち日々防災について発信している者です。
それでは、さっそく遭難したときに、ヘリや救急隊員に見つけてもらう方法を見ていきましょう。
上空から見つけてもらいやすい方法
<上空から見つけてもらいやすい方法>
✔ 高いところに登る
✔ ミラーを使う
✔ 焚き木で救難信号を送る
高いところに登る
上空からは地上は平面に見えるので、障害物の下や太陽の影に入らないよう
出来るだけ高いところに登って、目立つ色の服や布を動かしましょう!
ミラーを使う
ミラーで太陽光を反射させて上空にアピールしましょう!
上空から見たら、地上でキラキラしているのが分かるので注目されやすい。
しかし、曇りの日や雨の日は太陽光が無いので使えないのが難点。
(雨の日は、出来るだけ高いところに登るか、焚き木で救難信号でアピールしましょう)
焚き木で救難信号を送る
焚き木で煙が上げると、遠くの上空からも見つけてもらいやすくなります!
さらに、3つの焚き木を△三角にすると、国際救助信号となり外国の飛行機などが通ったときも緊急事態だと察知してもらえます。
しかし、ここで雨の日に焚き木ができるのか?
と思う人もいると思うので、雨の日の焚き木の仕方について紹介します。
雨の日でも上空から見つけてもらいやすい方法
雨の日でも焚き木で救難信号を送る
<濡れていない木材や枝を探し焚き木をする>
木材は濡れていたら火はつきません。どこかに雨に当たらず乾いている木材や枝を探すことから始めましょう。
<ファットウッドを見つける>
自然の木で雨に濡れても火がつく魔法のような自然の着火剤があります。それは、ファットウッドです。
ファットウッドとは、樹脂を多く含む木のことです。
ファットウッドは枯れて倒れた松の切り株や根に多く含まれています。
また、枯れた立木でも細い枝の付け根から採取できます。
手で横から叩いてみて、簡単にパキッと折れず硬い感じがしたら期待大です。
さらに辺りに松の木があったらチャンス。
<薪の組み方を工夫する>
雨が火元に当たらないように防ぐものがあれば良いが、もし何もなければ、太い薪で火元を濡らさないような組み方をすれば焚き木ができます。
杉の葉があれば燃えやすいので探してみましょう。
雨の日でも、雨を避けることができれば焚き木は可能です!
発炎筒で気づいてもらう
焚き木と同じ効果として、発炎筒を使う手があります!
車に積んどかなければいけないので、みなさんも一度は目にしたことがあると思います。
最近では、煙が上がる発炎筒ではなく、ライト式のも車搭載が認められています。このライトは、防水性能:IPX3相当(散水レベル)に対応してるので、少々の雨の中でも使えます!
遭難した時に、自分の位置情報を教えることができる発炎筒を、あなたの防災グッズに入れてみてはどうでしょうか?
まとめ
<上空から見つけてもらいやすい方法>
✔ 高いところに登る
✔ ミラーを使う
✔ 焚き木で救難信号を送る
近年は、自然災害の規模が大きくなったり、発生数が増えたりと目立ちます。
「誰でも被災する可能性がある」ということを知っておくだけでも、いざという時の対応が変わってくるので、身近な家族と一緒に、遭難したときは「高いところに登る」「ミラーを使う」「焚き木で煙を上げる」という上空から見つけてもらいやすくなる話をしてみてはどうでしょうか。