水は人間が生きる上で、大切!というのは、みなさん知っていますよね。
その水が当たり前に飲める時は、気にする必要はないが・・
飲めない事態がある!という事は、意識して考えた人は少ないのではないでしょうか?
災害を経験した人は、体験として味わっていますが
通常の日常から意識することはなかなか難しいことです。
「正常性バイアス」という人間の心理に絡むので、意識しないと難しい・・・
正常性バイアスとは・・・ 社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。
その中で、この記事を見ているという人は「意識が高い人」と思います。
この記事を書くにあたって意識したこと
・一気に読める(長文にならない)
・読む時間を短縮する、時間を取らせない(題名を活用、無駄な言葉は書かない)
では、さっそく見ていきましょう
【目次】
災害時の水の確保はどうする?
地震や水害、台風など災害時には、断水することがあります。
しかも、水道の復旧は災害発生から約30日かかります!
阪神淡路大震災 | 東日本大震災 | |
電気 | 2日 | 6日 |
水道 | 37日 | 24日 |
ガス | 61日 | 34日 |
出典:トクする!防災
水の確保方法は3つ
・自治体からの給水車
・個人で水の備蓄
・雨水
自治体からの給水車
断水が続く恐れがある場合、自治体から給水車が給水地点に出動します。
給水地点
・小中学校、公民館などの避難所
・病院
・福祉施設
など
災害状況や自治体によっても給水地点は違うので、あらかじめ調べておくこと又は、情報をラジオや地元のニュースで入手するようにしましょう。
スマホも使えれば、かなり便利。
個人で水の備蓄
防災グッズとしてすでに備蓄している人もいると思いますが、家庭での防災グッズ備蓄割合は、今だ50%を切っています。
水が飲めなくなった時に、後悔しないよう今日から考えてみてはどうでしょう。
家庭で水が必要な場面
・飲料水
・食器洗い
・トイレ
・お風呂
・歯磨き
飲料水は、生きる上で必要。ペットボトルでの備蓄が有効。
水についての記事「失敗しない水の備蓄方法」も参考に載せておきます。
食器洗いとトイレは、水が出る時間があれば、お風呂の浴槽に水をはっておくことが有効。
断水時は、サランラップや紙皿、紙コップを使って洗い物を減らす努力も必要。
サランラップの記事「【ラップ×防災】アイデア・使い方の紹介」も参考に
紙皿、紙コップに記事「紙コップ、紙トレーの備蓄」も参考に
トイレの水なら、お風呂の残り湯も使えます!すぐに流さず取っておくことも有効。
お風呂は、さすがに残り湯で入ろうとはならないので、一時は我慢が必要かもしれません。
ですが、ストレスを抱えるので対策として、洗い流さないものを使います。
洗い流さないシャンプー(スプレー/シート)
特に夏場は、汗をかくので頭を洗えないストレスを解消する必要があります。
Amazonのベストセラー1位、口コミが多くレビューが高い、人気商品から3つの商品を載せておきます。
ボディーシート
災害時は、衛生面が悪くなりがちなので、出来るだけ清潔に保つことを心がけましょう。
体拭きボディーシートも持っておくとかなり使えます。
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歯磨き/口内ケア
歯磨きは、少量の水を使って流すように努力が必要です。
また、マウスウォッシュや舌磨きシートを使うてもあります。
雨水
雨水を溜めて、断水時のトイレの水に使うことが出来る。
ガスが通っていれば、煮沸消毒して洗い水などにも使えます。
しかし、飲み水として、そのまま飲むことはやめましょう!
最近では、雨水を溜めるタンクを設置している家庭もあります。
参考に、こんなタンクがありますよ↓↓
給水車から水を運ぶ方法
備蓄している水が無い、水が無くなった時には、給水車へ水をもらいに行くことになります。
ここで、問題なのが「どうやって水を運ぶか」!
空のペットボトルなら、なんとか家にあるかもしれないが、それでも1本2Ⅼなのでそれなりの本数が必要です・・・
自治体によっては、給水袋を用意しているところもあるかもしれないが、まずは自分で用意しておくことが必要です。
水を運ぶ方法
・給水袋(6Ⅼくらい)
・ポリタンク
・ポリ袋(段ボールや風呂敷などの布で運ぶ)
給水袋
今は、丈夫で持ち運びに便利な給水袋があるので、家に備蓄しておくと便利です。
6Ⅼくらいが主流です。しかし、6Kgの重さになるので、お年寄りの方や女性の方は背負えるものを選びましょう。
ポリタンク
水を持ち運ぶ容器としてポリタンクがあり、袋に比べて倒れにくく水がこぼれにくい。
袋に比べると耐久性はあるが、備蓄するとなると場所が必要。
最新の物では、折りたためるポリタンク(容器)があるので備蓄がしやすくなっています。
ポリ袋(段ボールや風呂敷で運ぶ)
水を運ぶ専用の容器が無くても、いざとなったら運ぶ方法はあります!
警視庁の災害対策課のツイートでも紹介されています。
ここで、注意!
水は重いので、段ボールの底はしっかりガムテープで補強しましょう!
また、ビニール袋を風呂敷などの布でくるんで運ぶと、段ボールが無くても運べますよ。
車で行けない場合も考えよう
給水地点へ行くのに被災状況によっては、道路が通れない場合や、渋滞している可能性も考えないといけません。
逆に、家から近い人は歩いて行った方がいい場合もあります。
そんなときは、水を入れたものを運ぶものが必要です。
ここで、運ぶときの注意点!
水を袋で運ぶときは、破けやすいので台車であっても段ボールに入れてから台車に積むようにしましょう。
給水車からどれくらい水をもらえるの?
ここで、給水車から水を運ぶときは何Ⅼまで良いの?という疑問が出ませんか?
それによって、容易する袋が変わるので・・・
その答えは、「状況によってさまざま」でした!
YAHOO!知恵袋の記事↓↓
震災などの災害時、給水車が来た場合、通常(?)は、1人/1日で何リットルまでお水を貰えるものなのでしょうか?
では、どれくらいもらえるのか分からないので必要量から考えましょう!
人が必要な水の量は?
人間の体は、約60%は水分で出来ています。
もし、その水分割合が減るとどうなるか・・・
公益財団法人長寿科学振興財団のホームページによると↓↓
人の体は食べ物がなくても、水さえあれば1ヶ月近く生きることができます。しかし、水が1滴も飲めないと、2~3日で生命維持は困難となります。
体から水分が1%の損失で、のどの渇き、2%の損失ではめまいや吐き気、食欲減退などが現れます。そして10~12%の損失では筋けいれん、失神、20%の損失では生命の危機になり、死に至ってしまいます。
私たちが、のどが渇いたと感じているのは1%損失程度とは驚きです!
これらもあり、私たち人間が1日に必要な水の量は、3Ⅼ(最低1.5Ⅼ)と言われています。
1人当たり、3Ⅼを基準に考えましょう!
家族が何人いるかで、給水車からもらう水の量を決めます。
例えば、3人家族で次の日は、家の片づけなどで給水に行けない場合・・・
2日分をもらいに行くことになります。
3Ⅼ/人・日×3人×2日=18Ⅼ
20L分の容器があれば、2日に1回給水車に水をもらいに行けば良いということになります。
家族構成で変わるので、1度自分の家族で1日に必要な水の量を計算してみましょう。
さいごに
この記事で伝えたいことは・・・
・人は1日3Ⅼの水が必要
・水を備蓄しよう
・断水に備えて、水を運ぶ道具を準備しよう
・水を使わない生活ができる防災グッズを揃えよう
準備は、最大の防災です!